「敬天愛人」
「道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也」
（現代語訳）
「道というのはこの天地のおのずからなるものであり、人はこれにのっとって行うべきものであるから何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。天は他人も自分も平等に愛したもうから、自分を愛する心をもって人を愛することが肝要である」（西郷南洲顕彰会発行『南洲翁遺訓』より抜粋）

この言葉は、西郷隆盛翁が好んだ言葉として有名です。

私は、近年、この「天」という言葉に惹かれます。
この自然界には何らかの決まりがあり、その象徴となるものが「天」かもしれません。

自分自身の行いを「天」は見ている。人を蹴落としてでも成功したい。と思えば、人の道に外れます。自分さえ良ければ良いという考え方は、好きにはなれません。

人は人として支えあって生きていくもの。そこに人としての素晴らしさがある。
そう信じています。

現在（2020年12月）までに私の講義を聴かれた方の人数は、６8００人を超えました。ここ数年、毎年、５００件以上の創業や経営革新、事業承継の相談を受けております。

「天」を敬い、人のお役に立ちたいと思います。